AGA治療に用いられる薬について

まず驚くことにAGA治療は健康保険が適用されません。

治療と称しているにもかかわらずなぜ健康保険が適用されないのでしょうか。

それはAGAが生命を脅かしたり、日常生活を送るにあたって障害を生じるものではないためです。

美容整形と同じように区分されています。

したがって、AGA治療にかかる費用は全額自己負担になります。

AGA治療には複数の選択肢があります。

それぞれの相場について確認していきましょう。

飲み薬

よく使用されている飲み薬は「プロペシア」です。有効成分は「フィナステリド」というものです。

ジヒドロテストステロンという男性ホルモン由来の成分が男性型脱毛を誘発するため、これの生成を阻害する効果があります。

プロペシアは28錠1ヶ月分で7000円~10,000円が相場です。

プロペシアにはジェネリック医薬品が存在しており、フィンペシア、エフペシア、フィナロ、フィンカーなどが発売されており、2000円以下で販売されています。

塗り薬

リアップがもっとも有名な商品で、有効成分は「ミノキシジル」という成分です。

ミノキシジルはもともと高血圧を治療するお薬として開発されていましたが、副作用として多毛が認められたことから、育毛剤として開発されました。

リアップは60ml(1か月分)で約7000~8000円(量販店によって多少差があります。)です。

ロゲインという商品もありますが、こちらは2500円程度で購入可能ですが、塗る際にスポイドを使用する手間があります。

注射

発毛に有効な成分であるミノキシジル・フィナステリド・プランタ・アミノ酸などを混ぜ合わせたものを、頭皮に直接注射するというものです。

頭皮に針をさしますが痛みはほとんどありません。

頭皮に直接薬液を注入することから、有効成分がしっかりといきわたり、発毛効果が非常に高いです。

1回の相場は30,000円~40,000円程度ですが、それ以下でも治療を行っている病院もあります。

AGA治療の費用は、治療方法によって大きな差があります。

また、効果が保証されているものではありませんので、自身でしっかりと判断することをオススメします。